快適な睡眠を得るためには前に述べた寝床内環境を快適に保つこと、そして、ふとんを掛けたときに圧迫感がないことや寝返りが打ちやすいことなど、ふとんにはいろいろな性能が必要とされます。
理想的なふとんの条件とはどのようなものでしょうか?
では、掛けふとん、敷きふとんに分けてそれぞれに求められる性能をまとめてみましょう。
快適に眠るためには、
が必要です。
取り扱いの面からは、
などです。
また、身体に合ったふとんのサイズや、寝室を楽しく演出するにはカバーなどの色・柄・デザインもお考えください。
ふとんの縦サイズは、掛けふとん・敷ふとんとともに身長+35cm程度、横サイズは掛けふとんが150cm~160cmが標準サイズです。
まくらは、頭が沈んだ状態でふとんから頭部までの高さが6~9cmが最もリラックスできます。枕の広さは、大きめのものがよく横幅56~59cmが最適です。
快適に眠るためには、
など、が必要です。
取り扱いの面からは、
などです。
敷きふとんは、身体全体の体重を支えます。体重の分布は、図4に示す通りです。
正しい寝姿勢を保つには、身体が部分的に大きく沈み込んだりせずにしっかりと身体を支え、寝返りも打ちやすい適度な弾力性と硬さが必要です。
寝たときに肩やお尻が沈み込まず真っすぐな寝姿勢を保てるのが良い敷きふとんです。